ここにアメリカのテディベア鑑定家でもあるリンダ・マリンズさんが、ある老人から託され、長く持っておられた1904年製造のシュタイフベアがいます。あなたが触れ、心を込め品質管理をされたであろうテディベアが様々な人の人生と関わり、手から手へと受継がれ、時代を経て今じっと、私を見つめてくれています。その深みを増した表情は、神秘にあふれているようにも思えます。
 

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